【ストーリー】第二章 第6話 オルディナの怪異③【セレスアルカ】
ヴィット隊長は前のフロアを調査するから先に行けと・・・。
不安過ぎる。
毒猪出ませんように、毒猪出ませんように、毒猪出ませんように。
今のところ何も起こらない。
ん?
何か通路があるぞ?
毒猪出るかも知れないからこっそ~り行こう。
おっ、なんか開放的な空間に出たぞ?
ここが最深部か、ちょっと降りてみよう。
ッシ!話し声が・・・。誰かいるぞ・・・。
誰だ?あいつ!
身体中金属で出来てる・・・。
サイボーグか?
もうちょっと近付いてみよう。
何か光の玉と話してる。
怪し過ぎる・・・。
もうちょっと近付いてみるか。
やばっ!ばれた?
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!
近い!近いから!
なに、なんで自分の事知ってんすか?
え?トリレンシア洞窟?
じゃあ、あの時の声は・・・。
何が目的っすか?
聖堂教会の鍵?何すかそれ?
あ、もしかして、自分達、捜索隊が探しているものと同じ?
話し合ってくれる気はなさそうっすね!
それならコチラも!
ん?
ぐえっ!
ッッッッツ!!
ヤバいコイツ!強いっ!
一瞬、意識持ってかれそうになったわ。
だけど負けるわけには行かない!
しかし、どうすれば勝てる?
あっ!
あの技は・・・ヤバい!今度こそ死ぬッ!!!
キィィィィン!
ん?生きてる?
ハッ、ヴィット隊長ぉぉぉぉぉ!!!
あいつ、めっちゃ強いっす!
化け物相手に何名乗ってるんすか!
ん?また光の玉と話してる。
撤退だと!
逃がすものか!(ヴィット隊長が・・・。)
ん?何だ?
うわぁぁぁ!
なんてこった!
カエルムモンスターを召喚しただと?
ヴィット隊長と二人なら、倒せるか?
ん?背後から嫌な予感・・・。
ぎゃぁぁぁ!
囲まれたっす!
後ろは自分に任せてください!
こうなったら腹括るしかないっす!
いざ、尋常に!
いやいやいや。
強いから、魔法攻撃強いから。
あ!同じギルドの先輩!
助太刀、心強いっす!
よし!撃破!
ヴィット隊長もやっつけたようすね。
コッチは何とか大丈夫っす。
あいつ、なんか、遺物とか鍵とか言ってましたよ。
え?ヴィット隊長心当たりがある?
でも、あいつ、すでに持ち去られた後だって・・・
うおっ?
なんか揺れてるっす!
あわわわ
とととっ。
何すか今の揺れ!
え?
持ち去られたふりして隠しといたんすか?
なるほど、奴らに取られなくってよかったすね。
なになに、酔っ払い戯言だと思って信じてなかった?
その酔っ払い凄いっすね。
とりあえず、メリーダ村戻りましょう。
今日は助けて頂いてあざっす。
今日の所はお疲れ様でした。
第二章 カエルムの影 第6話 オルディナの怪異③
完