【ストーリー】第二章 第4話 渓谷を走るもの【セレスアルカ】
おはよざいぁーす。
ヴィット隊長、どーしたんすか?
ふむふむ、最近はモンスターが凶暴化して交易商や運び屋さん達が困ってるんすね。
了解っす!
ちょっとラフィカ渓谷をパトロールしてきますわ!
うわぁ!メリーダ村って海と山に囲まれた、辺境の村だったんすね。
あ、ジーノ先輩チーッス!
ちょっと挨拶している時間ないんで、先行ってますね!
(っつーかジーノ先輩がラフィカ渓谷担当なら、ジーノ先輩が・・・)
ん?
何だこの鹿?
妙に殺気立ってるな・・・。
これがモンスターの凶暴化か!
行くぞ!
数が多い!ジーノ先輩呼ぶか、いや、さっき挨拶を雑にしちゃったからな・・・。
しゃーない、一人で行くか!
よし!
何とか倒した!
ん?
何か視線を感じる・・・。
微かに声も聞こえる・・・。トリレンシア洞窟で聞こえた声だ!
誰だ!そこにいるのは!
あれ?
誰もいない?
確かに気配を感じたんだが・・・。
まぁ、いいや。ヴィット隊長に報告すんべ。
怪しい声が聞こえたんす。
トリレンシア洞窟ではあんまり聞こえなかったんすけど、ラフィカ渓谷では気配すら感じたんす。
とりあえず報告っす。
第二章 カエルム影 第4話 渓谷を走るもの
完