【ストーリー】第七章 第5話 語り部の塔【セレスアルカ】
よし、試練を受ける準備ができたっす!
リスタ・スピラの塔にある、ニメトンに伝わる最も大事な歴史書、無貌の古書を取って来ればいいんすね!
そこにカエルムの歴史が書いてあるんすね。
ん?資格無き者が触れないように番人がいるんすか。
了解っす。
行ってくるっす!
ここがリスタ・スピラの塔っすね。
入ってみるっす
ん?シャニンさんの声っす。
hmhm
塔の中にはモンスターがいる?
魔術師ギルドに入っていない人には容赦なく襲いかかる?
恐ろしいっす!
が、しかし自分は行くっす!
これで盟約結べるなら・・・。
ハァハァ。
どれだけモンスターを避けるのが大変か・・・。
どれだけメニューボタン押したか・・・。
ついに最上階っす。
この先の「禁忌の書架」のなかに番人がいるんすね!
!!!
可愛い!
モフモフしてるっす(≧∇≦)
いや、可愛いは正義じゃないぞ!
(と、思いたい)
倒さなくては!
うわっち!取り巻きがいるっす!
てい!
成敗!
よし、後は、無貌の古書をっと
ん?
これっすね。
よし、帰るっs・・?
え?魔方陣?
最初っから魔方陣使いたかったっす(T_T)
まぁ、しょうがないっす。
無貌の古書取ってきたっす。
え?ニメトン以外でこの書に触れたのは自分が初めてっすか?
ほぉ、禁忌の書架に入ったのは2人目すか。
自分の知ってる人?
あ、
これからこれから会議っすか?
自分が示した力が大国にいままでより強い信頼を見せてくれるんすか!!!
大手を振って帰れるっす!
ん?本の中身っすか?
カエルムの歴史っす。
50年前の侵攻以前から記述があるんすか?
ミスティコ・マシーナが作られる前からカエルム人がロクスポータルを使っていたんすか。
調査時は天の教会に住む賢人と考えられてたんすか。
え?ホントは天を追われた存在?
反逆者?
どんな罪かは不明だが聖道教会とその庇護にある人間・・・もといアルカ人を憎んでるっすか。
庇護って言っても人間は勝手に落下物や遺物を使ってるだけじゃ・・・。
カエルム人の目的は?
わかんないっすか。
未確定部分が足りないんすね。
『根のなき言の葉は毒草となる』
賢者シャルタンの教えっすか。
hmhm
今は考える材料が足りない。
カエルムの動きは大侵攻の後から最近まで途切れている・・・。
カエルムを観察対象ではなく敵とする以上は万全を期しておかないとっすね。
え?自分になんか見せてくれるんすか?
は、はい、これから見るものは誰にも話しません。
詳しいことはあっちで?
なんすか?気になるっす!
第七章 魔術師の都 第5話 語り部の塔
完